彼岸供養
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彼岸会はインドにも中国にもない日本独特の行事です。
当院は高野山で最も西にあり、夕陽を拝めるお寺ですので春分・秋分の日を中日に七日間彼岸供養を厳修いたしております。
この時期に彼岸会を行なう理由は、太陽の動きと関係があります。
極楽浄土は西の方角にありますので太陽が真西に沈む春分・秋分の日の夕陽には功徳があり、その彼方には極楽浄土があるといわれます。
お彼岸には、ご先祖様のご供養とともに自分の浄土への願いも込めて西日の沈む彼方に向かい、夕陽の向こうには、極楽浄土があることを心に描いて、お祈りします。
また、お彼岸という言葉は古代インド語の「パーラミター」を「到彼岸」と訳したことに由来します。極楽浄土という理想の郷(悟りの世界)を意味しており、悟りの世界である彼岸を死後の安らかな世界である浄土と捉えるようになりました。
お彼岸はお盆の行事と同じように「先祖を敬い、亡き人をしのぶ日」であるのと同時に、ご先祖様の魂祀りでもあります。
私共が幸福な生活ができるのは、いつも先祖の霊が守ってくれているお陰です。
そして、やがては私共も先祖となる時がくるのです。子孫の幸福のために精一杯努力をして善根をつみたいものであります。
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